那須の露天風呂付き客室がある温泉ホテル5選
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那須が温泉旅行に選ばれる理由
那須岳(茶臼岳・標高1,915m)の南麓に広がる那須温泉郷は、舒明天皇の時代(630年頃)に「鹿の湯」が発見されて以来、約1,400年の歴史を刻む関東有数の温泉地です。硫黄泉・単純泉・塩化物泉と泉質のバリエーションが豊富で、同じ那須エリア内でも宿によって湯の色も香りも異なるのが面白いところ。源頼朝や松尾芭蕉も訪れたと伝わるこの湯は、いまなお多くの旅人を惹きつけています。
那須高原は温泉だけの街ではありません。入場無料の南ヶ丘牧場で搾りたて牛乳のソフトクリームを頬張り、殺生石では九尾の狐伝説の荒涼とした風景に息をのむ。那須街道沿いにはベーカリーやカフェが点在し、車を停めながらの寄り道も楽しい。茶臼岳はロープウェイで8合目まで上がれるため、登山装備がなくても標高1,700m超の眺望を体感できます。
東京駅から東北新幹線「なすの」で那須塩原駅まで約75分。駅から那須温泉エリアまではバスや送迎で30〜40分です。車なら東北自動車道・那須ICまで川口JCTから約1時間50分。都心から2時間半圏内でありながら、標高の高さゆえ夏でも涼しく、避暑と温泉を同時に満たしてくれる場所です。
硫黄の匂い、高原を渡る風、そして1,400年前から変わらず湧き続ける湯——那須は「ただ浸かる」だけで満ちたりる土地です。
露天風呂付き客室の宿選びで押さえたいポイント
那須には露天風呂付き客室を備えた宿がいくつもありますが、泉質・食事・プライベート感の3軸で比較すると、自分たちに合った宿が見えてきます。
- 泉質の違い:硫黄泉は白濁で温泉情緒が濃く、単純泉はメタケイ酸が豊富で肌に優しい。宿によって引いている源泉が異なる
- 源泉かけ流しか循環か:客室の露天風呂でも加温・循環の場合がある。かけ流しにこだわるなら事前確認を
- 離れ形式かどうか:建物が独立した離れなら、声や足音を気にせず過ごせる
- 組数限定の有無:4〜5組限定の宿は館内で他のゲストに会う頻度が格段に少ない
- 食事の場所:部屋食・個室食なら移動せずにくつろいだまま料理を楽しめる
- 記念日対応:ケーキやシャンパンの手配に応じてくれる宿もあるので、予約時に確認するとよい
| 宿名 | 特徴 | おすすめポイント |
|---|---|---|
| 御宿 なか田 | 1日4組限定 | 2種類の源泉かけ流し・全室岩盤浴付き |
| 那須高原の宿 山水閣 | 露天付き客室5室(全室異なる設え) | 大丸温泉・源泉かけ流し・月替わり山里懐石 |
| ホテル四季の館那須 | 離れ形式・全室温泉風呂付き | 本格フレンチディナー・那須ICから車10分 |
| 那須温泉山楽 | 大正十二年創業 | 日本庭園の露天風呂付き客室・源泉かけ流し大露天風呂 |
| ローズウッドガーデン&ヴィラ | 全5棟ヴィラ・全室温泉露天風呂付き | 清流沿いのロケーション・西洋アンティークの設え |
※料金や特徴は時期・プランにより異なります
- 貸切風呂の数と広さ(複数あれば待ち時間が減る)
- 利用料金(無料か有料か、1回あたりの料金と時間)
- 予約方法(事前予約制か、空いていれば自由に入れるか)
- 泉質(貸切風呂にも天然温泉が引かれているか)
- 利用可能時間(24時間利用可なら深夜・早朝の入浴も楽しめる)
価格帯の目安
那須の露天風呂付き客室は、1泊2食付きで1人あたり1万円台前半〜4万円台と幅があります。ヴィラタイプやオーベルジュの離れは2万円台後半から。平日利用で週末比20〜30%オフになるケースが多く、紅葉シーズンを外すとさらに料金は落ち着きます。
1. 御宿 なか田
1日4組限定。全客室がメゾネット構造で、1階に硫黄泉の露天風呂と単純泉の展望内湯、2階に食事室とサーマルルーム(岩盤浴・溶岩浴)を配置しています。2種類の源泉を客室内で行き来できるという、那須でもほかに類を見ない構成。硫黄泉はpHの低い弱酸性で湯上がりの肌がすべすべになり、単純泉は体の芯までじんわりと温まります。
食事も客室内の専用食事室でいただくため、チェックインからチェックアウトまで一歩も部屋を出ずに過ごせます。岩盤浴は湯布院と阿蘇の火山岩を使ったもので、温泉の合間に横たわると体の力がすっと抜けていく。4組しかいない静けさの中で、湯と岩盤浴と食事だけに集中する滞在——日常の延長線上にはない時間がここにあります。
硫黄の白い湯と、透明な単純泉。二つの源泉を客室で交互に浸かる贅沢は、温泉地の宿でしかできない。
2. 那須高原の宿 山水閣
全13室の木造建築で、うち5室が源泉かけ流しの露天風呂付き客室。「朱雀」「梧桐」「東雲」「瓢」「源平」と名付けられた5室は、すべて間取りと風呂の趣が異なります。源泉は湯量豊富な大丸温泉から引かれた単純泉で、無色透明ながらメタケイ酸を多く含み、浸かるたびに肌がしっとりと潤うのを感じます。
昭和初期に建てられた木造建築は、柱や梁が歳月を重ねた独特の味わいを持っています。客室の露天風呂から見える景色は那須の森そのもの。夕食は月替わりの山里懐石で、那須の高原野菜や地場の食材を丁寧に仕立てた料理が運ばれてきます。リピーターが多いのも頷ける居心地の良さで、5室ある露天風呂付き客室は早い段階で埋まることが多い宿です。
3. ホテル四季の館那須
「和心オーベルジュ」を掲げる離れ形式の宿。全室に檜または陶器造りの温泉風呂を備え、源泉かけ流しの湯をいつでも独占できます。古民家風のレトロな客室からバルコニー付きの洋館風まで部屋のタイプは多彩で、それぞれ窓の外の森が額縁のような景色を切り取ります。
この宿を語るうえで外せないのが本格フレンチのディナー。フレンチの王道を守りつつ、那須の四季の食材を組み込んだ創作コースは、温泉旅館の夕食とは一線を画す構成です。朝食もまた手が込んでおり、食事の時間が滞在のハイライトになり得ます。那須ICから車で約10分というアクセスの良さもあり、温泉と食の両方で妥協したくない二人に向いた宿です。
オーベルジュの皿の上に、那須の森と畑が凝縮されている。温泉のあとの一皿は、いつもより深く沁みる。
4. 那須温泉山楽
大正十二年(1923年)創業。那須御用邸にも近い高台に建ち、かつては皇太子時代の昭和天皇も訪れたと伝わる老舗です。日本庭園に面した露天風呂付き客室は、10畳の本間にワイドな縁側を備え、足湯に浸かりながら四季の庭を眺められる造り。大浴場の大露天風呂もこの宿の名物で、大丸温泉系の源泉を惜しみなく注いでいます。
創業100年を超える格式がありながら、堅苦しさを感じさせないのは、純和風の空間が持つ自然な心地よさのおかげ。夕食は那須の旬を盛り込んだ会席料理で、器や盛り付けにも季節の移ろいが映ります。歴史の厚みに裏打ちされたもてなしは、口コミの数字以上に滞在した人の満足度が伝わってくる宿です。
5. ローズウッドガーデン&ヴィラ
全5棟のヴィラすべてが温泉露天風呂付き。那須の森の中に独立した5棟が点在し、各ヴィラの前を清流が流れています。露天風呂には屋根が付いているため天候を選ばず入浴でき、せせらぎの音を聞きながら湯に浸かる時間は、旅館の大浴場では得られない種類の静けさがあります。
室内には西洋アンティークの調度品が配され、ログハウスやコテージとは異なる落ち着いた空気が漂います。ダイニングでは那須の地場食材を使った料理をいただけます。5棟しかないということは、隣のヴィラとも十分な距離が保たれているということ。森と小川に囲まれたヴィラで、温泉と静けさだけを持ち帰る——そんな過ごし方ができる宿です。
予約のコツとおすすめの過ごし方
那須の露天風呂付き客室は客室数が限られた宿が多く、特に紅葉シーズンは争奪戦になります。予約のタイミングと過ごし方のコツを押さえておきましょう。
- 紅葉シーズン(9月下旬〜10月下旬)は2ヶ月前には予約を入れる
- GW・お盆は3ヶ月前が安心。4組限定・5棟限定の宿は特に早い
- 11月下旬〜2月は比較的空きやすく、雪見露天風呂を狙える穴場
- 平日泊で週末比20〜30%オフになるケースが多い
- チェックイン後は宿でゆっくり、翌日チェックアウト後に茶臼岳ロープウェイや殺生石を回るのが効率的
- 那須ICから湯本方面への県道17号(那須街道)沿いにベーカリーやカフェが点在するため、チェックイン前のドライブに組み込むと楽しい
- 記念日の場合は予約時にその旨を伝えると、ケーキやワインの手配に応じてくれる宿もある
那須は「鹿の湯」(日帰り500円)など共同浴場が充実。貸切風呂は宿泊施設での利用が中心ですが、硫黄泉・単純泉・炭酸泉と泉質のバリエーションが豊富です。
よくある質問
Q. 那須で露天風呂付き客室がある温泉宿はどこ?
「御宿なか田」は4組限定で全室に硫黄泉の露天風呂と単純泉の内湯を備えています。「山水閣」は大丸温泉の源泉かけ流し露天付き客室が5室あり、「ローズウッドガーデン&ヴィラ」は全5棟すべてが温泉露天風呂付きのヴィラ形式です。
Q. 那須温泉の泉質は?
那須温泉郷には硫黄泉・単純泉・塩化物泉など複数の泉質が存在します。代表的な鹿の湯はpH2.6の酸性硫黄泉で、毛細血管を広げ血行を促進する効能があります。大丸温泉は無色透明の単純泉で、メタケイ酸を多く含み肌あたりが柔らかいのが特徴です。
Q. 東京から那須へのアクセスは?
東京駅から東北新幹線「なすの」で那須塩原駅まで約75分。那須塩原駅から各宿へは路線バスまたは送迎バスで30〜40分が目安です。車の場合は東北自動車道・那須ICまで川口JCTから約1時間50分、ICから宿までは10〜20分圏内に多くの宿が集まっています。
Q. 那須高原のベストシーズンはいつ?
紅葉の9月下旬〜10月下旬が一番人気です。茶臼岳の山頂付近は9月下旬から色づき始め、湯本温泉周辺の殺生石あたりは10月中旬〜下旬が見頃。冬は雪景色の中で温泉を堪能でき、観光客が少ない分、宿の静けさを独り占めできます。
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